
こんにちは、漆喰壁の家に住んでいるmecです。
我が家では内壁のほぼすべてに漆喰を採用し、入居から2年半が経ちました。
最近はSNSやYouTubeでも漆喰壁を見かける機会が増えましたが、
「汚れやすそう」
「ひび割れしないの?」
「お手入れが大変そう」
というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
実は私も家づくり当初は漆喰に特別なこだわりはなく、むしろクロスを採用したいと思っていました。
しかし実際に住んでみると、見た目の美しさはもちろん、空気の気持ちよさや消臭効果など、想像以上に満足度の高い素材でした。
もちろん汚れや補修など気になる点もありますが、それを含めても採用して良かったと思っています。
本記事では、漆喰壁に2年半住んで感じたことや、実際のお手入れ、汚れの状態などを写真付きでご紹介します。
漆喰壁を検討中の方の参考になれば嬉しいです。
この記事はこんな方におすすめです▼
✓ 漆喰壁に興味がある方
✓ クロスと漆喰で迷っている方
✓ 汚れやお手入れについて知りたい方
✓ 調湿や消臭効果が気になる方
✓ ペットや子どもがいる家庭の実例を見てみたい方
我が家の漆喰壁について
漆喰を選んだ理由

正直なところ、家づくりを始めた頃は漆喰壁に特別なこだわりはありませんでした。
むしろ私はウィリアム・モリスのクロスに憧れていて、「どこかに採用できたらいいな」と思っていたくらいです。
そんな中、我が家を建てた工務店では漆喰壁が標準仕様でした。
実際に完成見学会へ行ってみると、家に入った瞬間の空気の気持ちよさに驚きました。
言葉で説明するのは難しいのですが、空気が澄んでいて、とても心地よく感じたのを覚えています。
また、私は埃やダニのアレルギーがあり、ひどい時はくしゃみが止まらなくなることもあります。
漆喰には調湿や消臭効果が期待できることも知り、我が家には合っている素材だと感じるようになりました。
採用した場所

我が家では内壁のすべてに漆喰を採用しています。
リビングやダイニングはもちろん、キッチンや個室も漆喰仕上げです。
特にキッチンは油汚れなどが心配でしたが、それでも漆喰を採用しました。
今振り返っても、この選択をして良かったと思っています。
クロスを採用しなかった理由

もともとはクロスも検討していました。
特にモリスのクロスは今でも素敵だと思っています。
ただ、我が家の場合は漆喰壁が標準仕様だったため、クロスへ変更すると追加費用が発生するとのことでした。
また、完成見学会で感じた空気の気持ちよさや、アレルギー持ちの私にとってのメリットを考えると、あえてクロスへ変更する理由が見つかりませんでした。
結果的に内壁はすべて漆喰にしましたが、今振り返っても良い選択だったと思っています。
漆喰壁|気になっていたこと
Q:汚れやすいって本当?

A:汚れは付きます。
でも思っていたほど困っていません。
漆喰は白い壁なので、住む前は汚れが目立つのではないかと心配していました。
実際、キッチン周りなどは気付かないうちに汚れていることがあります。
ただ、軽い汚れであれば濡れ布巾で落ちることも多く、今のところ大きなトラブルはありません。
もちろん放置している汚れもありますが、それも含めて思っていたほど神経質になる必要はないと感じています。
Q:子どもがいても大丈夫?

A:我が家は問題なく暮らせています。
今のところ壁への落書きはありませんが、おもちゃを投げて壁に当たると削れてしまう可能性はあります。
ただ、漆喰は補修ができる素材です。
万が一傷や欠けができても直せる安心感があるので、そこまで心配していません。
Q:ひび割れはする?

A:我が家は大きなひび割れはありません。
ただし、梁や階段など木材との取り合い部分では隙間ができます。
木は季節によって伸縮するため、これはある程度仕方のない現象です。
我が家でも時々見かけますが、耐久性や耐震性に影響するものではないため、あまり気にしていません。
気になる場合は漆喰で埋めることもできます。
Q:お手入れは大変?

A:思っていたよりずっと楽でした。
普段は特別なお手入れをしていません。
水が付いた程度ならそのままですし、汚れが付いた時だけ拭くようにしています。
もし削れたり、どうしても落ちない汚れができた場合は、漆喰を上から塗って補修することもできます。
実際は「今度やろう」と思ったまま放置している場所もありますが、それでも大きな問題なく暮らせています。
また、漆喰壁の補修方法は意外と簡単です。
我が家でも実際に補修したことがあるので、詳しい方法は別の記事でご紹介できればと思っています。
Q:調湿や消臭効果は感じる?

A:我が家では感じています。
特に感じるのは、家の中の空気の気持ちよさです。
住み始めてからも、湿度計の数値ほど蒸し暑さや空気の重さを感じにくく、梅雨時期でも「むわっ」とした不快感が少ないように感じています。
そして実は我が家、浴室乾燥機を付けていません。
夫が花粉症なので外干しはしたくないと考え、家づくりの段階から室内干しを前提に計画しました。
そのため、浴室の隣には脱衣所兼ランドリールームを作り、漆喰の調湿効果も期待して浴室乾燥機は採用せず、換気扇のみの仕様にしています。
夜に洗濯物を干してサーキュレーターを回しておけば、朝にはしっかり乾いています。
また、我が家はオール電化なので、最近人気の乾太くんも採用していません。
それでもドラム式洗濯機と室内干しだけで十分生活できており、不便を感じたことはありません。
住み始めて約2年半経ちますが、お風呂上がりでも湿気がこもる感じは少なく、結露もほとんどありません。
今のところカビが発生したこともなく、「浴室乾燥機を付けなくて正解だったな」と感じています。
また、我が家には猫がいますが、トイレ直後を除けば室内の臭いが気になることもほとんどありません。
もちろん感じ方には個人差があると思いますが、我が家では漆喰を採用して本当に良かったと感じているポイントのひとつです。
漆喰壁|良かったこと
塗り壁ならではの質感が好き

漆喰を採用して一番好きなのは、塗り壁ならではの質感です。
クロスにはない手仕事の風合いがあり、毎日見ても飽きません。
光が当たるとコテ跡の陰影がやさしく浮かび上がり、時間帯によって表情が変わります。

我が家では流行りのアール壁も数か所採用しましたが、この部分は特に漆喰にして良かったと感じています。
クロスでもアール壁は施工できますが、曲面にクロスを貼るのは難しく、施工する方によっては大変な作業になるそうです。
一方、漆喰も施工は決して簡単ではないと思いますが、曲面も自然に仕上がり、継ぎ目のない美しいアール壁になりました。
そのため、アール壁ならではのやわらかい雰囲気がより引き立っているように感じます。
また、クロスは年月が経つと継ぎ目の剥がれが気になることがありますが、漆喰はその心配がありません。
我が家の内壁すべてがお気に入りの空間になっています。

今でもお気に入りですが、もしもう一度建てるならアール壁の角はもう少し丸く削ってもらうかも…!塗り壁だからこそできるデザインなので、もっと漆喰のやわらかい雰囲気が出て可愛かっただろうなあと思います☺️
部屋が明るく見える

漆喰は光をやわらかく反射してくれるので、部屋全体が明るく感じます。
我が家は白い漆喰を採用したこともあり、実際の広さ以上に開放感があるように感じています。
また、南向きの2階リビングは日中ほとんどカーテンを開けて過ごしているため、基本的に自然光だけで十分明るく、照明を付けることはほとんどありません。
1階も高窓(FIX窓)を多く採用しているので、家全体が明るい印象です。
夜になると今度は暖色の照明が漆喰にやさしく反射し、空間全体をふんわりと照らしてくれます。
必要以上にギラギラと明るくなるのではなく、包み込まれるようなやわらかい明るさになるので、とても落ち着きます。
漆喰だからこその雰囲気になっていると感じています。
光と影がきれい
漆喰の壁は、時間帯によってさまざまな表情を見せてくれます。
朝はやわらかい光が壁を包み込み、穏やかな空間に。

昼間は窓から入る自然光や植物の影が映り込み、まるで一枚の絵を飾っているような雰囲気になります。

そして夜は、暖色の照明をやさしく反射してくれるので、空間全体がふんわりと明るくなります。

漆喰ならではの凹凸が光を受けることで陰影が生まれ、壁そのものがインテリアの一部になっているように感じます。
毎日同じ壁を見ているはずなのに、光の当たり方で印象が変わるので飽きることがありません。
私はこの景色が好きで、思わず写真を撮ってしまうことが何度もあります。
夜は特に影が増すので惚れ惚れします。
空気が気持ちいい

漆喰にして一番驚いたのは、家の中の空気感です。
完成見学会で初めて漆喰の家に入った時に感じた「空気が違う」という感覚は、住み始めて約2年半経った今でも変わりません。
言葉で表現するのは難しいのですが、空気が澄んでいて、深呼吸したくなるような心地よさがあります。
そして私は埃のアレルギーがありますが、毎日完璧に掃除ができているわけではなく、当然家の中には埃もたまります。
漆喰は静電気が起きにくく、埃を寄せ付けにくい素材と言われています。
その影響もあるのか、以前住んでいたクロスの家と比べると、くしゃみなどの症状がほとんど出なくなり、快適に過ごせています。
空気は目に見えないからこそ伝えるのが難しいですが、漆喰を採用して本当に良かったと思える理由のひとつです。
経年変化を感じにくい

無垢床は少しずつ色が変わったり、傷が増えたりと「育てる楽しみ」がありますが、漆喰壁は良い意味で大きな変化がありません。
住み始めて約2年半経った今でも、見た目の印象は入居当初とほとんど変わらず、白く明るい空間を保っています。
もちろん、生活していれば小さな汚れや画鋲の穴、木材との取り合い部分に隙間ができることはあります。
それでも、クロスのように継ぎ目が目立ってきたり、剥がれが気になったりすることは今のところありません。
長く住んでもお気に入りの空間を保てる素材だと感じています。
漆喰壁を検討している方へ
見学会で空気感を体感してほしい

漆喰壁を検討しているなら、ぜひ一度実際の家を見学してみてほしいと思います。
写真やカタログでは見た目しか分かりませんが、実際に家の中へ入ると空気感の違いを感じられるかもしれません。
でも、家に入った時の空気感は実際に体感しないと分かりません。
私自身も、モデルハウス見学会で感じた空気の気持ちよさが、漆喰を採用する大きな決め手になりました。
補修方法は事前に確認しておく

漆喰は汚れたり削れたりすることがあります。
ただし、補修できることも大きな魅力です。
我が家では大きな補修が必要になったことはありませんが、木材との取り合い部分に隙間ができたり、小さな傷が付いたりすることはあります。
工務店によって補修方法やメンテナンス方法は異なると思うので、事前にしっかり確認しておくと安心です。
また、補修体験をさせてくれる工務店もあるので、機会があればぜひ参加してみることをおすすめします。
人にもペットにもやさしい素材

漆喰は見た目のおしゃれさだけでなく、毎日の暮らしを快適にしてくれる素材だと感じています。
家族みんなが長い時間を過ごす場所だからこそ、人にもペットにもやさしい素材を選んで良かったと思っています。
特に小さなお子さんやペットと暮らしているご家庭、自然素材の家に憧れている方には、一度検討してみてほしい素材です。
満足度は高い

漆喰壁は汚れが付くこともありますし、メンテナンスが全く不要というわけではありません。
それでも、見た目の美しさや空気の気持ちよさ、室内の快適さを考えると、我が家にとってはそれ以上の価値がありました。
もし今家づくりをやり直すとしても、私は迷わず漆喰壁を選びます。
それくらい満足度の高い仕様になりました。
あとがき

家づくりを始めた頃の私は、正直そこまで漆喰壁に興味がありませんでした。
むしろクロスを選ぶことの方が楽しみだったくらいです。
そんな私が今こうして漆喰壁について記事を書いているのですから、人生は分からないものですね。
住み始めて約2年半。
汚れが付いたこともありますし、「今度補修しよう」と思ったまま放置している場所もあります。
それでも、家に帰った時の空気の気持ちよさや、光が当たった時の美しさを見るたびに、漆喰壁を選んで良かったと感じています。
もしこれから家づくりをされる方がいたら、ぜひ一度実際の漆喰の家を体感してみてください。
家へ入った時の空気感や、光が当たった時の美しさなど、写真だけでは伝わらない魅力がきっとあると思います。
この記事が、家づくりを考えているどなたかの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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